みなさまこんにちは。
GERMAN HOUSE株式会社です。
本日は第二弾。木質繊維断熱材エコボードの断熱性能をご説明いたします。
木質繊維断熱材エコボードは、2004年から日本で採用され、数千を超える木造住宅に採用されてきました。
エコボードを施工された大工さんから「断熱材を施工中の現場が涼しいんだけど、なんで?」
そう質問をいただいた日を今でも覚えております。
断熱性能の判断基準
現在日本では、断熱材の断熱性能を、熱伝導率という単位で測ることが一般的です。
熱伝導率とは、断熱材にどのくらい熱をカットする力があるかを数値化したものです。
断熱材の性能を測るには、とても重要な数値ですよね。
しかし、住宅先進国では、熱伝導率だけで断熱材の性能を測りません。
断熱材の性能判断で重要な蓄熱容量とは?
ドイツでは、熱伝導率の他に、蓄熱容量も使って断熱性能を測ります。
蓄熱容量を簡単に表現すると、外壁に当たった熱がどれくらい時間をかけて室内側に伝わるかを数値にしたものです。つまり、蓄熱容量が良ければ良いほど、エネルギーが室内に伝わるのが遅いと言えます。
実験動画(クリックで動画再生ページが開きます)
3つの断熱材を使って、温度伝導率を確かめるための実験動画をご用意しました。
熱伝導率だけで性能を測るとエコボードが一番性能が悪いですが、、、、、
蓄熱容量の低い断熱材を選ぶと?
例えば、朝9時に太陽の光が外壁に当たります。
蓄熱容量の低い断熱材が使われた家は、数分後に外壁に当たった熱エネルギーが室内側に伝わり、外気温の影響を受け始めます。
「断熱性能が高い家に住んでいるはずなのに、あつい!!!!」と思われた方は、もしかすると熱伝導率は良いが、蓄熱容量の低い断熱材が使われた家に住んでいるのかもしれません。
POINT
熱伝導率は数字が大きいと性能が悪い。
温度伝導率は、数字が大きいと性能が良い。
断熱材が家の性能を決める。
断熱材をこだわることによって、今までになかった快適な空間を実現することが可能です。
断熱性能は、体感して初めて性能を理解することができると思いますので、
木製断熱エコボードの性能を体感されたい方は、ぜひお問い合わせください。
GERMAN HOUSE株式会社